HHKB (Happy Hacking Keyboard) はお高い
HHKBはお値段も高いがHeightも高いため、パームレストがないと手首が痛くなってくる。そのため一緒に使用しているキーボードルーフをパームレスト代わりに使用していたが、若干高さが足りず、また強度に不安があった。*1
純正のパームレストが購入できる
HHKBのパームレストは純正のものが存在し、木製やアクリル製が購入できる。
専用に作られたパームレストのため抜群に使いやすいと思うのだが、お値段が少し高い。それに一時的にではあるがキーボードルーフをパームレストとして使っていたため、物が増えるのが煩わしいと感じてしまった。*2
欲しいのが売ってないなら作ればいいじゃない!
パームレストは所詮木製!キーボードルーフもキーを覆うことができればいいため高さのない木箱のようなものを自作したらいい!そんな勢いで作ってしまおう!
純正キーボードルーフの大きさ
手元に純正のキーボードルーフはあったためサイズを測ってみた。
キーボードルーフとして間違ってもNGなのがキーを押してしまうこと。そのため内側の空間のサイズを測定した。*3
材料一覧
材料として重要なのは次の2つ。
- アガチス工作材 5x100x600 (写真は切った後なので300mmちょっと)
- ヒノキ 3x5x900
- ずれ防止のゴム板など (今回はキャンドゥで玄関マットずれ防止のパッドを使用)
アガチス工作材を天板、ヒノキを足として使用する。
天板は奥行きが100mmで足が手前と奥に3mmずつで内側94mmが確保できる。板を切るのが一度で済むし手間が少ない。木材には詳しくないためアガチス工作材が適しているのかはわからないが、強度は十分だと思う。*4
他に使用した細かい道具としては
- 木工用ボンド
- 1000円くらいのしっかりしたハサミ(ヒノキの切断に使える)
- ノコギリ
- 水性ニスの道具一式(今回はオールナット色を使用)
水性ニスに必要な道具や使い方
作成手順
- アガチス工作材を290mmで切断し、5x100x290の天板とする。
- ヒノキを100mmで切断し、3x5x100を4本作成する。
- ヒノキを284mmで切断し、3x5x284を4本作成する。
- ヒノキ3x5x100を2本をボンドでくっつけ、3x10x100にする。2組作成。
- くっつ方のイメージ
- 同様にヒノキ3x5x284を2本くっつけ、3x10x284にする。2組作成。
- ヒノキの足を天板の外周にボンドでくっつける。
- ずれ防止パッドを裁断し、ヒノキの足にくっつける。
※紙やすりで整えたりニスを塗る工程は省略。ニスは最後に塗った。
完成したキーボードルーフ兼パームレスト
いい具合に仕上がったキーボードルーフ兼パームレスト。
表面はニスを3度塗り。とても好みの色。
裏面と横面は1回だけニス塗り。
触るとガサガサで発色も悪いため、時間を見て上塗り予定。ボンドが邪魔をしてニスが染みにくいのが残念。もう少しやすりがけをしたらうまく行ったのだろうか。
キーボードルーフをHHKBに被せた様子。ジャストフィット。
パームレストとしてのサイズ感も申し分ない。高さは純正のキーボードルーフの13mmより高い16mm。純正のパームレストは15.5〜17.5mmのためちょうどいい。
最後に
かかった費用は1500円以下で、ボンドやニス塗りの待ち時間を省くと5時間程度で作れたと思う。実際には材料を購入し、ニスの塗り方を調べたり、ヤスリがけをしたりと結構手間がかかっているのだが、キーボードルーフ兼パームレストという買うことができないものを自作したのにとても満足している。
同じようなものが欲しい人は是非作ってみて欲しい。